FOCAS High Dispersion Grism
FOCASの高分散グリズムはR〜5,000の高分解能で350〜1000nmの波長範囲を効率よく観
測するために高次回折光を利用したエシェルタイプを採用する。
以下にFOCAS用175本/mmエシェルグリズムの各次数の効率と波長範囲を示す。中性水
素(Hα, 656.3nm)と2回電離酸素(OIII, 500.7nm)の近傍で効率が高い。
格子形状が理想的な場合、各次数の強度分布は中心波長で最大、±1次の中心波長で0
となるsinc関数(波数の関数)の二乗の形と一致する。

CCD検出器上におけるエシェルフォーマットを以下に示す。

クロスディスパーザはオハラ製S-FSL5Y(25゜)とPBM2Y(19゜)を
組み合わせた、厚さ60mm(コバ厚、各5mm)の直視プリズムである。
以下にFOCAS用150本/mmエシェルグリズムの各次数の効率と波長範囲を示す。中性ヘ
リウム(HeI, 587.6nm)と1回電離ヘリウム(HeII, 468.6nm)や中性水素(Hβ,
486.1nm)の近傍で効率が高い。

CCD検出器上におけるエシェルフォーマットを以下に示す。

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海老塚昇@理化学研究所
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修正日: 2000年 4月24日